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オーストラリア、シンガポール等世界の電子申告の普及は進んでいる。日本では国税庁の確定申告書作成コーナーは非常に使いやすいが、電子申告となると・・・。 |
知人から不動産所得があるので計算方法、書式を教えて欲しいとの依頼があり、
自宅に資料を持参して貰い、パソコンの前で自身で申告してもらった。使ったの
は国税庁の確定申告作成コーナー。まず青色決算書の不動産事業者用を開くと税
務署から送ってくる決算書の書式がそのまま画面に反映されている。不動産収入
欄をクリックすると、借主の氏名、月額賃料、年額賃料、敷金の残高・・など画
面上で聞いてくる、その通りに従い入力していけば良い。素人では減価償却費な
どの項目では躓くかなと思ったが、前年未償却残高の意味さえ教えれば問題なかっ
た。不動産所得の計算結果が出たら、申告書のコーナーに移り、他の所得の入力、
所得控除の入力など済ませて終了だ。家庭用のプリンターでも数分で全ての出力
が終わる、その後、決算書、申告書のファイルを保存し、知人に復元結果を見せ、
来年は、自身のPCで「数値の変わったところだけ訂正すれば」と指示し、ファ
イルを知人のメールに添付、送信して終了。
これがe-taxで電子申告となると、我が家にICカードのリーダライタが必要に
なるし、知人の公的電子認証のパスワード、税務署の識別番号、極端に長いパス
ワードを覚えておいてもらわないといけない。
住基カード自体の普及が進んでいない。電子申告の為だけにICカードを申請し
ようとする人は少ないはずだ。電子申請による公的サービスのメニューが増えな
い限り、確定申告時にだけパスワードを記憶しておくにはインセンティブが少な
すぎる。
世界の電子申告の状況を見ると、カナダでは2004年度の電子申告件数は11
50万件で納税申告者全体の49%に達している。同様にシンガポールでは64
%、オーストラリアは個人申告者の7割だそうだ。
英国での電子申告体験者のレポートを読むと
1 歳入税関庁(日本の国税庁か)のHPからログイン
2 電子申告を初めて行う人も、HPからログインに必要な暗証番号を求める
ことが出来る(番号は後日郵送)
3 氏名、メールアドレス、納税者番号、国民保険番号、パスワード、ID
2の暗証番号を入力して計算画面に到着する
国税庁の確定申告書作成コーナーのように非常に使いやすいソフトウェアが無償
で利用できる、日本で問題なのは電子認証のやり方である。国民背番号制を早く
導入して、様々な公的サービスが電子的に享受出来るのであれば、パスワード管
理は自己責任とされても国民は納得するのではないか。生体認証が金融機関で普
及しても自宅のPCで認証は出来ない。
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