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貸借対照表の貸方(負債・資本)と借方(資産)のバランスは、会社の健全度を表すバロメーターです。景気に流されて自社を見失しなわないようにチェックしましょう。
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長期金利が2%台に近づいている。この15年間、企業は金利支払に鈍感でも好
業績が残せた。
貸借対照表は資金の使途・運用を表す「借方」と資金の調達を表す「貸方」で構
成されている、同時に、「借方」総額=「貸方」総額に強制的に一致させられる。
「借方」の面積を増やせば「貸方」の面積も否応無く増加することになる。
「借方」の面積を増やすことは容易である。代金回収は二の次に売上高至上主義で
号令すれば売掛債権はいくらでも増える、与信管理に手を抜いても同様だ。
商品(製品)在庫も規律を緩めれば、止め処なく増加する。
積極的設備投資は聞こえが良いが、「投資しないと他社に負ける」から・・という
投資が「借方」を更に膨張させる。
「借方」が増えるのだから、当然「貸方」もそれに同調せざるを得ない。同調する
方法は、銀行借入、支払サイトの延長などいくつも手段はある。
銀行借入の増加は金利コストの上昇で、利益減少を招き、重要な「貸方」増加手段
である自己資本の増加に待ったをかける。支払サイトの延長も結果的には購買単価
の上昇で、利益圧迫の要因となる。
景気が上向いてくると、全社的に「借方」が膨張するのを是認するようなムードが
出てくるのが怖い。「貸方」の膨張に歯止めが利かなくなるからだ。
「貸方」の面積を統制し、効率的に「借方」の資産配分を行う経営者手腕がこれか
ら更に問われていくことになろう。
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