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WEEKLY REPORT 名南経営センターグループ代表 佐藤  澄男
上海オフィスビル最新事情

2006/11/11


上海オフィスビルの高騰について新聞等で見聞きしますが、現地に赴くとその中身はバブルでなく、実需に基いていると実感します。最新事情をレポートします。



 現在、賃借している上海事務所のスペース拡大のため、10物件ほどのオフィスビルを見学してきた。上海での賃料の提示は元高の影響からか、ドル建て賃料の提示から元立て賃料の提示に大半が変わっている。賃料の提示は1日、1平米当たり元で表現され、管理費は平米当たりの月額表示の2段構えになっている。

 従って月額賃料は建築面積×○元/日+建築面積×○元/月の合計となるが、建築面積=占有面積ではないので注意する必要がある。占有面積(使用可能面積)は大半のビルが建築面積の60%から70%程度である。

 今回見てきた物件でも、全てが20F以上の高層ビルであり、地下鉄の最寄り駅から徒歩10分以内圏であるが、賃料は1日4元〜9元まで相当の開きがあった。

 上海も不動産バブルを指摘されて久しくなるが、ことオフィスに関してはまだまだ供給面積が足りない状況で、既に入居している会社でも賃借期間満了に伴う更新時に提示される賃料は20〜30%跳ね上がるケースも少なくない状況である。

 2007年度の計画されているA級ビルも2棟あり、2010年度まででも10棟近くあるようだ。

 専門業者の最新資料によると、業種別上海オフィス市場の占有率は
  ・ メーカー類 →27%
  ・ サービス業界→20%
  ・ ハイテク産業→16%
  ・ 銀行金融保険→18%
  ・ 化学品工業 → 6%
  ・ その他   →13%

で、金融、サービスの進出振りが伺える。

 Aクラスのオフィスビルの空室率も5%をきっている状況にもある。ここしばらくはバブルでなく実需に支えられたオフィス市場になるのであろう。

 


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