1月4日から電子申告で送信する場合の電子署名の方法が一部変更になった。従来は税理士が作成した納税者の申告データを送信するのにも、納税者の電子署名が必要であったが、この1月からは税理士の電子署名のみで送信okとなった。これであれば納税者に面倒な手続きをお願いすることもなく、税理士も電子申告を進めやすくなったことは確かである。確実に電子申告の流れは変わってきたと感じる。
関与先の社長に「電子申告が便利になったので、今度の確定申告は電子申告で行いますから・・」と同意を取りつける時の会話で
1 識別番号や暗証番号を税理士側に預けることになるが、
それが外部に漏洩したら自分の申告データを見られることはないの?
2 暗証番号を自分で変更する度に税理士側に教えないといけない?
3 税理士側で暗証番号を管理してもらったほうが面倒はないが、
顧問税理士を交代したら暗証番号を教えてもらえるかな?
4 税理士側の担当職員が退職して、過去のデータを閲覧されることはない?
5 税理士側で申告データを送信した後に、
納税者が自分で再度送信したらどうなる?
6 国税のサーバーがハッキングされない保証はあるの?
7 今年は電子申告するが翌年に従来の紙文書郵送に変えたら識別番号は変わる?
便利になったからとは言え、納税者からすれば素朴な疑問が次々に出てくる、やっぱり紙に書いてもらって「サインして、押印」したほうが安心かなと納税者が思っても不思議ではない。税理士側もこうした疑問に「明確に、解りやすく」説明できる体制は整っていないと言えるだろう。
しかし、銀行のATMも出始めた当初は利用する側も戸惑ったし、安全性も疑問符がついていたが、今は大半のお年寄りも簡単に利用している。5年先から現在を回顧した時に「分厚い書類」を郵送していた時代を懐かしむことになるのであろう。
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