ある会計事務所の所長曰く「低料金を理由に他の事務所に顧問契約の変更をしていた中小企業の社長が、再度、先生のところに戻っても良いですか?と問い合わせてきたんです」
理由を尋ねると
・業績が悪くなったので社長か専務(社長の奥さん)の給与を下げよう
と思うが、どちらの給与を下げたら良いか聞きたかったが、質問でき
るような雰囲気ではなかった(バカにされるようで)
・銀行に追加融資を依頼したら決算書を見せて言われたが、会計事務所 から貰っていない
・決算書を銀行に見せたら内訳書と残高が合っていないと指摘された
・税務調査があったが、立ち会った税理士が調査官の質問に殆ど答えら
れなかった
税理士も広告規制緩和になり、活発なPR活動がなされるようになってきた。低料金攻勢や来店型の関与スタイルなど従来にない提案もなされている。しかし、上記のような「再度、先生の事務所に戻りたい」理由を見ると「士業の本質」を問われている感じを持ってしまう。
・顧問先から預かった重要な情報の成果物(決算書)を納品するという意識
・納品した成果物の最低限の品質保証の体制
・専門家に気軽に相談できる雰囲気づくり
・「先生、全部情報提供するから、当社のことは全部知っておいてね」
こうしたサービス体制が構築されていてはじめて、プラスαのPRであることを再認識する必要を感じる。
料金を払っていただけるお客様から「戻っていいですか」と聞かれる、こんなあり難いビジネスはないのですから。
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