東京で会計参与支援センターが主催する「会計参与支援センター一周年記念シンポジウム」に参加した。基調講演や会社法改正における会計参与制度誕生の経緯などの話の後、実際に会計参与契約している税理士の方の報告があった。
1 会計参与契約に至った経緯では、1人の税理士は「制度変革時にはビジネ
スチャンスがあるもの」として積極的に税務顧問先の優良企業に提案した
とし、もう一方は税理士歴6年の女性であったが、外部資本導入を検討し
ていた企業から依頼されてとのこと。
2 実際の業務としては、税務顧問時代ではチェックしなかった就任会社の現
存する諸規定類の見直しや、内部統制の仕組みのチェックなどを行ってい
る、その意味では従来よりもより深く就任会社の経営そのものに関わって
いる、又、経理システムの改善や、早期月次決算体制の助言業務などにも
携わっている。
3 会計参与の心構えとしては、税務会計での計算書類作成ではなく、中小企
業の会計指針に基づいた計算書類の作成が必須なので、収益の計上基準の
見直しや退職給付債務の計上など「会計基準での利益」を経営者に伝える
努力を必要とする。
4 最後にディスカッションに同席した弁護士は、弁護士が毎年1500人誕
生するが、就職できない弁護士が急増しているので税理士・会計士が会計
参与に消極的なら若手の弁護士に税理士登録させて、この会計参与制度の
土俵に上がってみたい・・
この感想が印象的であった。
|