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WEEKLY REPORT 名南経営センターグループ代表 佐藤  澄男
要は表現の仕方かな?

2007/06/08


会社の取引をデータで把握するために試算表などの各種財務帳票がありますが、各取引を月別で集計すると年間の全体の取引内容がとても分かりやすくなります。



 弊社が提供するMyKomonサービスの一つに「内訳拾い」なる名称のツールがリリースされた。仕組みは会計ソフトにある仕訳情報をwebで動く「内訳拾い」に取り込んで、勘定科目単位で縦軸に「月度」、横軸に「摘要」というマトリックス表(縦軸、横軸の表現を逆にも出来る)を瞬時に完成させる物。内容が同一であるが「摘要」の言葉が異なるものは、集計を「合算」させることも出来る。

 既存の会計ソフトも勘定科目→補助科目→個別元帳といった順にドリルダウンしながら詳細に会計記録を追っていくことは出来るが、いかんせん時間軸のみで網羅されるので、同一摘要のみの推移を見ていくには、つらいものがある。

 会計事務所の多くは、決算作業を行う際に必ず「内訳書」の作成を行うが期中の月次の試算表を提供する際に当月の「科目内訳書」までは作成していない。当月の残高の提示はするが、残高の中身を聞かれると「○○の残がいくらで、△△の残はこうなっています。その合計が試算表の科目残高です。」とまでの説明は出来ないことはないが、作成には手間がかかる。完全自計先のお客様とは科目残高明細まで毎月作成されているところであるとすると、会計事務所の大半の顧問先の実情は「否」であろう。回収一覧表や支払一覧は会社にとって日々の業務に必須であるが、残高明細などは会計事務所にお任せが殆どだ。

 しかし、この「内訳拾い」を使うと、勘定単位で一枚の集計表になっているので仕訳の間違いを発見しやすく、期首残高からの推移を追っていくと不足している仕訳などが一瞬のうちに理解できる。更に精度の高い月次決算が可能になってくる。

 試しに、決算から8ヶ月経過した会社の社長に作成した「集計表」を見てもらったところ、「試算表見るより、この方がはるかに会社の取引の流れが解る」との弁、「毎月、集計表の方を見せてよ」・・・。

 試算表、決算書、経営分析表等々、今まであの手この手で数字に関心を持ってもらうことに努力してきたつもりだったが、要は過去のやり方に捉われずに関心を持ってもらえる表現方法の改革に無限の可能性があるような気になった。



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