グーグルマップの機能が進化している。アカウントの取得をすると自分だけの地図を作れる(マイマップ)ので、趣味・遊びの世界から自社のビジネスの活用に範囲が広がってきた。マウスのスクロール機能で地図が拡大・縮小するのはストレス無くできるので、ポイントとなる場所を交通機関や道路配備などの視点で全体像を眺め、その後、どんどん縮小して、最後は20メートル単位での表示で詳細画面を見ることができ、土地の形状も住宅地図と同様である。ポイントが大都市圏であれば、航空写真で建物の状態、周囲の環境を見ることも可能になっている。
早速、アカウントを取得して、自事務所の一定エリアに存する顧問先マップを作ってみた。歯科医院の顧問先も多いので、マイマップ上にプロットし、住所電話、顧問先名、今年度路線価などのデータを入力し、歯科医院マップを作成。同時に、「付近の検索」機能を使って、顧問先ではないが、一定エリアに存する他の歯科医院を検索(数秒もかからない)し、同じマップ上に表現した。これで、顧問先の歯科医院、別の歯科医院の分布状況が簡単に把握できた。
歯科医院に限らず、一般医科も新規開業を検討する医師には、出店候補地の競合先検討を行うことがあるが、従来は、電話帳などでポイントから一定の距離内に既存開業医の場所を表示し、道路状況から患者の移動線を考慮して、獲得可能な患者数予測を行っていたが、グーグルマップを使うと、出店候補地の住所で地図検索し、その後、「歯科」「耳鼻科」「整形外科」・・と診療科名で検索すると、即座にデンタルマップ、メディカルマップができ上がる。これは便利だと感心するが、一方で、新規開業コンサルは誰にでもできるツールにもなり「資料作成」では優位に立てないことにもなってくることを実感。
次に、不動産を数多く所有している顧問先の物件地図を作成、毎年、相続税試算の為に、固定資産評価額一覧表から路線価図にポイントを落として、計算するが、住宅地図との連携がないために、別の担当者に試算を依頼するのに住宅地図上での説明を無視できなかったが、グーグルマップで顧問先単位に物件地図を作成して保存しておくと、言葉での説明は一切必要なくなってくる。同時に、物件分布の把握も容易になる。
マイマップは「非公開」にすることも可能なので、必要なメンバーにのみ作成した地図情報を公開できる。こうしたツールが無償で世に登場ししてくるのだから、ペーパー情報やベテラン社員頼みで業務を行う(コストのかかる方法)ことだけでは、競争力の観点から見直しの時期が来ているようだ。
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