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<中小企業の財務状況の概要>
9月11日に中小企業庁より「中小企業の財務指標(概要)」(平成16年1月〜12月決算期データ)が発表されました(*)。このデータは、約82万社の中小企業の財務データを元に作られたものです。
中小企業の財務指標では、収益性(総資本経常利益率)、健全性(自己資本比率)、流動性(流動比率)、生産性(一人当たり付加価値額)、キャッシュフロー(以下CFといいます、営業CF対有利子負債比率)という5つの点から、業種ごとの財務状況の特徴を検討しています。まず全産業の平均をみると以下の通りです。すべて数字が大きいほうが好ましい状況を示します。
総資本経常利益率 : 1.8%
自己資本比率 : 13.5%
流動比率 :132.3%
一人当たり付加価値額 : 8061千円
営業CF対有利子負債比率 : 3.3% 以下に上記の5点からみた主な業種の財務上の特徴をみていきます。自社と同じ業種全体ではどのような特徴があるかを知っておくことは、自社の強みや弱みを把握するのに役立つのではないでしょうか。
<建設業> 一人当たり付加価値額が6612千円、営業CF対有利子負債比率が1.2%と低くなっているのが大きな特徴です。生産性とCFに課題があることがわかります。
<製造業>
一人当たり付加価値額が7377千円と低くなっているのが大きな特徴です。生産性に課題を抱える中小企業が多いようです。
<運輸業>
営業CF対有利子負債比率が9.5%と、総平均の3倍近い数字となっているのが大きな特徴です。その他は総平均に近い状況です。ただ、一人当たり付加価値額が6858千円で総平均より低くなっています。
<卸売業>
営業CF対有利子負債比率が1.5%で総平均の半分以下となっています。また、総資本経常利益率も1.6%と低い状況です。収益性が低いこと、CFが少ないことが課題となっています。 <小売業>
全ての数字が総平均を下回っています。中でも営業CF対有利子負債比率が0.3%、総資本経常利益率が0.7%と極端に低くなっています。卸売業と同様、収益性とCFに課題があります。
<飲食・宿泊業>
総資本経常利益率が0.8%、自己資本比率が1.4%とかなり低くなっています。流動比率も63.0%で総平均の50%程度です。収益性、安全性が低いという特徴があります。 <サービス業> 一人当たり付加価値額が7462千円となっている以外は、全ての数値が総平均を上回っています。生産性の向上が課題のようです。
同業種全体の特徴と自社を比較すると、どのような状況にあるでしょうか。財務上の問題は、企業経営に大きな影響を与えます。中には、早期に取り組まなくてはならないものもあります。問題点をみつけ、その要因の把握と改善に取り組むことが欠かせません。
弊社では財務の問題解決に関するご相談もお受けしております。詳細は弊社グループサイトをご覧下さい。
http://www.meinan.net/
(*)自業種の状況を把握したい方はもちろん、指標の見方を知りたい方などは以下の中小企業庁のサイトを参照ください。 http://www.chusho.meti.go.jp/koukai/chousa/zaimu_sihyou/060911_h16.1-12.html
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