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<貴社のキーパーソンは何人?>
去る4月24日に中小企業庁から発表された「2007年版中小企業白書」(*1)では、「企業において役職などに関わらず、企業競争上、他社との差別化を図る上でも不可欠となるコアとなる業務を担う、他の社員・職員では代替の効かない人物で、原則、代表者以外の者」であるキーパーソンについて調査しています(*2)。それによると、調査対象となった中小企業1企業当たりのキーパーソンの数は3.1人となっています。また、従業者規模別のキーパーソンの数は以下のようになっています。
0〜 10人以下 0.9人
11〜 20人以下 2.0人
21〜 50人以下 2.5人
51〜100人以下 3.3人
101〜300人以下 5.3人
なお、「キーパーソンがいない」と回答した企業が全体の20%あったということで、調査対象の80%でキーパーソンが存在していることになります。
また、キーパーソンが担当する業務は「営業」が最も多く、次いで「財務・経理」などとなっています。
<頼りすぎの危険性>
経営者以外でコア業務を担い、しかも他の人では代替が効かない人材は、経営者にとって業務において任せられる部分の多い頼もしい人材といえましょう。その一方で業務を任せすぎると、経営者として把握しておくべき情報についても把握しないまま過ぎてしい、後々問題が発生してしまう危険性があります。またこうした人材ほど、いなくなった後に業務に支障をきたす傾向がみられます。
人材は企業にとって最も重要な資産です。とはいえ、ある特定の人材に頼りすぎるのは危険だといえます。そのため特定の個人に頼らない、頼り過ぎない組織作りが必要です。
キーパーソンのような人材は実務家であり、部下の指導や管理などは得意ではないことが多いと思われます。そのため、キーパーソンに対して管理者としての能力を身に付けさせ、人材を育成させるという方法が考えられます。あるいはキーパーソンには業務に集中してもらい、そのコンピテンシー(優秀社員の行動特性)を明確にします。そしてキーパーソンのコンピテンシーを社内で学べる状態にしておき、他の人材もある程度のレベルにまでは到達できるようにしておく、といった方法が考えられます。
特定の個人に頼る部分の大きい企業では、特定人材に頼らない組織作りについて検討されてはいかがでしょうか。
なお弊社ではコンピテンシーの明確化など人事コンサルティングに関するご支援を行っています。また、管理者教育をはじめ中小企業の社員教育をサポートする「名南ビジネスカレッジ」を展開しています。詳細は弊社グループサイトをご覧下さい。
http://www.meinan.net/
(*1)中小企業白書の詳細は以下の中小企業庁のサイトでご覧下さい。
http://www.chusho.meti.go.jp/
(*2)中小企業15,000社を対象とした調査で、回収率は32.9%となっています。
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