<コスト競争の激化を重要視する企業>
内閣府が今年8月に発表した平成19年度経済財政白書に掲載された、「企業の新しい成長戦略に関するアンケート」(*1)によると、企業が重要視する市場の動きとして、最も回答が多かったのは、コスト競争の激化となっています。回答の多かった意見(1企業が3つを回答する方式)を示すと以下の通りです。
コスト競争の激化 84.1%
主要製品・サービスの需要変動の拡大 74.1%
事業・技術に関する不確実性の高まり 39.2%
主要製品・サービスのライフサイクルの短期化 33.3%
<コストに影響する要因>
コストを増加させる要因には、原材料の高騰や物流コストの増加、為替の変動など様々なものがあります。どの企業にも影響の出そうな要因として、昨年来の原油価格の高騰による影響が挙げられます。中小企業庁が8月7日に発表した「原油価格・原材料価格上昇の影響調査結果・関連中小企業対策について」(*2)によれば、原油・石油製品価格の上昇及び原材料価格の上昇によって、調査対象の90%の中小企業が収益面での影響が出ています。また価格に転嫁できないとする企業も、調査対象の40%程度となっています。
<コストの見直しは継続的に>
コスト増加要因は、企業を取り巻く環境の中に様々なものが存在します。こうした要因に対応しながらできる限りムダなコストを切り詰め、他社との競争に打ち勝つ必要があります(コスト以外の面での競争優位を追求する方法もありますが)。
業務などの見直しによるムダの排除は、すでに多くの企業では行われているでしょう。しかし一度行えばよいというものではなく、継続的に行う必要があります。また、見直しの結果、見つからなかったからよいというわけでもありません。まだまだ見直すべき視点が隠れているかもしれません。このような場合は、他社の取組事例を参考にすると、新たな視点から自社の見直しポイントが見つかるかもしれません。例えば、中小企業庁や中小企業基盤整備機構などのサイト(*3)に掲載されている、様々な企業事例がヒントになるかもしれません。
その他では、専門家に自社の問題点を診断してもらうという方法もあります。コンサルティングに関するコストはかかりますが、それを上回るコスト削減が可能になることもあります。
継続的なコストの見直しに取り組めていない企業は、取り組んではいかがでしょうか。
なお弊社では、企業のコスト削減等に関するさまざまな支援も行っております。お問い合わせ等は弊社グループサイトをご利用ください。
http://www.meinan.net/hojin/service_hojin.htm#jigyo
(*1)今年2月から3月にかけて、全国の上場企業3697社を対象に実施した調査です。有効回答数は979社となっています。詳細は以下の経済財政白書のページをご覧下さい。
http://www5.cao.go.jp/j-j/wp/wp-je07/07b00000.html
(*2)調査結果の詳細は以下の中小企業庁のサイトをご覧下さい。
http://www.chusho.meti.go.jp/keiei/antei/070807genyu.htm
(*3)中小企業庁のURLは以下の通りです。
http://www.chusho.meti.go.jp/index.html
独立行政法人中小企業基盤整備機構のURLは以下の通りです。
http://j-net21.smrj.go.jp/index.html
|