<ヒントがあれば連想できる>
企業が成長発展を続けるためには、業務における創意工夫や改善が欠かせません。創意工夫や業務改善がトップダウンではなく、ボトムアップで行われることは企業にとって好ましいことです。企業によっては社員さんから活発に、業務に対する改善提案がなされるところがあります。その一方そうでない企業もあります。
社員さんからの提案がないことに物足りなさや不満を感じる経営者の方は多いと思われますが、そのような場合は、他社の事例をヒントとして与えてみてはいかがでしょうか。何もないところから考えて答えや意見を出すのは困難が伴いますが、事例があってそれを元に考えるのであれば、比較的意見も出やすいものです。
<新たな改善事例が発表されました>
こうした企業の創意工夫や改善事例は書籍や雑誌で入手することができます。また近年では中小企業庁の中小企業白書などをはじめ、インターネット上でも情報が公開されるようになってきました。そんな中、新しい創意工夫や改善事例のヒントになりそうな情報が経済産業省から発表されました。先月28日の経済産業省の報道発表、"「ハイ・サービス日本300選」選定結果発表"がそれです(*)。
<「ハイ・サービス日本300選」の概要>
経済産業省によると、この「ハイ・サービス日本300選」はサービス産業生産性協議会が選んだもので、「創意工夫に満ちた優れたサービスを提供するベストプラクティス企業を選定」したものです。経済産業省は同協議会のオブザーバーとして参加したということです。この報道発表をみると、四半期ごとに20〜25社を選定、3年間で300選を目標とするということで、今回は21社が選ばれています。その中には、トヨタ式生産方式を導入し、「来院・受付から会計・帰院まで60分」という目標を掲げ、ムダ取りをはじめとした業務プロセスの改善や効率化を実施、60分で診察が改善した患者割合が2年間で38%から85%に改善された、というクリニックなどの事例が紹介されています。
優れた企業事例といえども業種や地域特性、前提条件などが異なるため、そのまま自社に当てはめることが難しいのはいうまでもありません。よって事例は参考にはならないと考えるのではなく、その事例から何か自社での創意工夫や改善に活かせるポイントはないか、を考えることで事例を有効活用できるのではないでしょうか。
来年度に向けて経営計画の策定に取り掛かる企業も多いであろうこの時期、自社の業務改善を計画に盛り込むこともあるでしょう。こうした事例も参考に活用されてはいかがでしょうか。
なお弊社では企業の業務改善や経営計画策定のご支援も行っています。詳しくは弊社グループサイトをご覧ください。
http://www.meinan.net/index.htm
(*)事例の詳細などについては、以下の経済産業省のサイトをご覧下さい。
http://www.meti.go.jp/press/20071128003/20071128003.html
|