<国が進める中小企業のIT化>
生産性向上が声高に提唱されることが多くなってきました。例えば、昨年11月には経済産業省から今後3年間で国が重点的に取り組む施策をまとめた、「中小企業生産性向上プロジェクト」(*1)が発表されています。また、平成20年度の中小企業関係予算案をみても中小企業の生産性向上支援策が盛り込まれています。この両者に共通しているのが、「IT化」の促進です。中小企業の生産性を向上させることを目的に、IT化を進めるためのいろいろな支援策を講じるというわけです。
中小企業生産性向上プロジェクトでは、「財務会計、人事給与等の業務を支援する関連アプリケーション及びそれらが稼働する基盤となるSaaSシステムを開発、提供する(平成20年度〜平成21年度)。」としています。
また、20年度の予算案(*2)では「ITの活用を通じ、会計・財務の透明化、経営課題の明確化など、小規模事業者等の経営力の向上を支援する。」とあります。さらに「インターネット上での財務会計ソフト等の活用やオンライン経営支援等を受けられるシステム(SaaSなど)の開発・普及・活用、IT活用能力向上のための研修の充実、IT専門家の派遣等により、IT化を通じた小規模事業者等の経営力向上を支援し、その生産性向上を図る。」とあることから、上述のプロジェクトの内容が20年度に実施されることになっています。
<IT化といっても>
企業のIT化といっても、その企業が現在どのような状態にありIT化で何をしたいのか、によって取り組む内容が異なります。例えば、他社がIT化による業務効率化を成功させたことをまねて、自社にもITを導入したものの結局は利用されずに放置されている、というようなケースもあると聞きます。
何のためにIT化を進めるのかを明確でないと、投資の判断にも困ります。また、導入したものの機能が不十分で効果が得られないということにもなりかねません。これではせっかくの投資が無駄になってしまいます。投資を無駄にしないためにも目的や期待効果を明確にしておくことが欠かせません。
<IT化投資の価値評価>
ITという分野は専門性が高いという特徴があります。投資の判断を行う経営者が必ずしもITに明るいとは限りません。よって実際に判断に困られる経営者もいらっしゃることでしょう。こうした経営者の方のために、経済産業省から「IT投資価値評価ガイドライン(試行版)」(*3)が公表されました。これは企業経営者がIT投資の投資対効果を判断する目安となる指標として利用できるものです。IT投資の際の重要ポイントをチェックできるリストや投資評価の方法などが紹介されています。今後IT関連の投資を行う場合は、一度確認してみてはいかがでしょうか。
なお弊社でもIT化を進める際のご支援を行うことが可能です。お問い合わせ等は弊社グループサイトよりお願いいたします。
http://www.meinan.net/
(*1)報告書の詳細は以下の経済産業省のサイトをご覧下さい。
http://www.meti.go.jp/press/20071113004/20071113004.html
(*2)詳細は以下の中小企業庁のサイトでご確認ください。
http://www.chusho.meti.go.jp/koukai/yosan/20fy_yosanan.htm
(*3)ガイドラインの詳細は以下の経済産業省のサイトをご覧下さい。
http://www.meti.go.jp/press/20071203003/20071203003.html
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