<ベンチャーを成功させる社長の要件>
3月7日、総務省より"「事業計画作成とベンチャー経営の手引き」及び「事業計画作成支援コースの運営とベンチャー支援上のポイント」の公表"(*1)という発表がありました。この発表は、日本のICT(Information and Communication Technology、いわゆるITのこと)産業がさらに発展するためにはICTベンチャーが不可欠だとし、そのICTベンチャー経営者をサポートするための策として、「事業計画作成とベンチャー経営の手引き」と「事業計画作成支援コースの運営とベンチャー支援上のポイント」なる資料を開発したというものです。
ここで公表された「事業計画作成とベンチャー経営の手引き」の中に、ベンチャーを成功させる社長の要件として以下の3つが示されています。
1.事業意欲が非常に強く、絶対成功させたいと思える人
2.向上心が非常に強く、足りないところを真剣に補おうとする人
3.ベンチャー企業は社長がすべてだと理解し、全力で責任を全う
しようとする、自分に厳しい人
1から3のいずれも、特にベンチャー企業に限定しなくとも、経営者にとって必要な要件といえるのではないでしょうか。
<社長に必要な資質や能力>
上の資料は総務省が示したものですが、経営者が考える、経営者に求められる資質や能力とはどのようなものなのでしょうか。少々古い資料ですが、経済産業省が2003年に発表した「日本企業の経営能力に関する調査研究」報告書(*2)では、優秀な経営者とは、「判断力や実行力、戦略策定能力、リスク対応能力を持つ経営者」であるとしています。また、優れた経営者は「課題解決や経営管理能力、変革への対処能力、価値観・行動規範などを身につけている」としています。
さらに同報告書では後継者についても、求められる資質や能力に関するアンケート結果を紹介しています。それによると、実行力、判断力、戦略発想力、不確実な状況への対応力、達成への意欲といった項目が後継者に必要な能力として上位にきています。
<足りない部分を補う努力>
以上のように、経営者にはさまざまな能力や要件などが求められています。ただし、どの経営者も不得手な部分や不足する能力があるはずです。そこで足りない部分を補おうとする姿勢や行動の有無が優秀な経営者かそうでない経営者か、を分ける部分であり、経営者に最も必要な部分といえるのではないでしょうか。
中小企業の盛衰は経営者に拠るところが大きく、経営者の成長が企業の成長につながります。自分には何が足りないのか、足りない部分を補うにはどうしたらよいのか、一度じっくり考えてみてはいかがでしょうか。
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http://www.meinan.net/seminar/keidai/index.html
(*1)詳細は以下の総務省のサイトをご確認ください。
http://www.soumu.go.jp/s-news/2008/080307_3.html
(*2)東証一部上場企業約1500社の経営者に対するアンケート調査(回答のあった企業経営者は299人)、東証一部上場企業経営者及び元経営者に対するインタビュー結果等をもとにまとめられた報告書。詳細は次の経済産業省のサイトをご確認ください。
http://www.meti.go.jp/kohosys/press/0004135/
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