<労働者の60%が仕事でのストレスを感じている>
厚生労働省が2008年10月に発表した、「平成19年労働者健康状況調査結果の概要」(*)によると、自分の仕事や職業生活に関して強い不安、悩み、ストレス(同調査では以下、「仕事でのストレス」と総称)がある、とする割合は調査対象の58.0%に達しています。ちなみに、前回調査(03年)の結果では仕事でのストレスがある、と答えた割合は61.5%でした。わずかに減少したとはいえ、60%程度の労働者が仕事でのストレスを感じていることになります。
<労働者の仕事での最大のストレス要因は?>
上記の調査結果から仕事でのストレスの具体的な内容についての回答をみると、以下の通りです(3つ以内の複数回答)。全体では「職場の人間関係の問題」と回答する割合が最も高くなっています。次いで仕事の質の問題、仕事の量の問題となっています。男女別にみると、女性は職場の人間関係の問題が、男性は仕事の質の問題がトップとなっています。
全体 男性 女性
職場の人間関係の問題 38.4% 30.4% 50.5%
仕事の質の問題 34.8% 36.3% 32.5%
仕事の量の問題 30.6% 30.3% 31.1%
<ストレスについて相談できる人の有無>
次に、ストレスについて相談をできる人の有無に関する質問の回答をみると、以下の通りですが、男女とも約90%の労働者がストレスについて相談できる人がいるようです。なお相談相手は、家族・友人という答えが最も多く、次いで上司・同僚となっています。
全体 男性 女性
いる 89.7% 87.4% 93.1%
いない 8.8% 10.8% 6.0%
<職場の人間関係を良好に>
このように、職場の人間関係の問題が労働者のストレスの最大の要因となっていますが、職場の人間関係が良好であれば、上司や同僚、後輩、部下とのコミュニケーションがうまく取れ、お互いが相談しやすい環境をつくることも可能だといえましょう。精神的な悩みを抱えている人などがいる組織や自社の職場の雰囲気に不安を感じる経営者の方は、自社の組織風土の現状や職場の雰囲気などについて、一度確認してみてはいかがでしょうか。
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(*)04年事業所・企業統計調査を母集団として、常用労働者を10人以上雇用する全国の民営事業所から抽出した約14,000事業所に雇用されている労働者から抽出した約18,000人を対象とした調査です。詳細は以下の厚生労働省のサイトを参照ください。
http://www-bm.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/saigai/anzen/kenkou07/index.html
こちらのコラムもどうぞ。「心の健康状態」
http://www.meinan.net/column/col_weekly/2006_08_10.htm
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