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経営ワンポイント情報
平成19年度税制改正(減価償却制度)
2007/01/25

  “減価償却費制度”は、平成19年度の税制改正で大きく変更になる見込みです。大綱で公表されている改正案をお伝えします。


  昨年12月14日に平成19年度税制改正大綱が公表されました。これによれば、今後の減価償却制度が大きく変わりそうです。大綱に記載された主な減価償却制度の改正案を次に列挙しました。

1.残存価額(取得価額の10%)の廃止
    平成19年4月1日以後、残存価額を、資産の売却・除却等の日まで残高
   として、計上する必要がなくなります。ただし、備忘価額として1円を
   残す必要はあります。

2.平成19年3月31日以前に取得した減価償却資産
    現行制度の償却可能限度額(取得価額の95%)まで償却した事業年度
   等の翌事業年度以後5年間で、取得価額の5%部分を均等償却します。
    5年間各年の償却額は、
        償却額 = 取得価額の5% × 1/5
        第5年目には、備忘価額1円を残します。

3.平成19年4月1日以後に取得した減価償却資産

   (1)新設の250%定率法:
     A. 定率法償却率の計算式・・・(1/n)× 250%
      (注1) n = 耐用年数
      (注2) 耐用年数最短の2年
              (1/2)×250%=1.250 → 1.000

    B. 250%定率法の導入により、定率法から定額法への切り替え
        定率法で計算した減価償却費が、一定の金額を下回るときに、
       償却方法を定率法から定額法に切り替えて、それ以後の年度に
       は一定の金額を減価償却費として計上します。
     (注)一定の金額 = 期首簿価 /(法定耐用年数 − 経過年数)

  (2)定額法:    
        取得価額に定額法償却率を乗じ、または法定耐用年数で除し
       て、その年度の減価償却費を計算します。
        結果として、耐用年数中の各年度は11%増の減価償却費とな
       ります。

  (3)法定耐用年数の最終年以後は、備忘価額として1円を計上します。

4.以上のように、減価償却資産の取得価額の100%を減価償却費として費用
   計上することが可能となります。
    ただし、既存の資産についての適用開始事業年度は、まだ未定です。


  なお、これらはまだ最終的な閣議決定はされていませんので、今後変更等も考えられます。新聞等の報道に注意してください。



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