先日、50歳代半ばの女性より相談がありました。
「自分には医療保障が不足していると思う。だから医療保険に加入したいと思うが、何かいい商品はないだろうか?」
生命保険は、年齢が高くなれば保険料も高くなる商品がほとんどです。そのため、なるべく若い間にご自身の適正額を検討した上で加入することがお勧めなのですが、50歳代も後半となってくると負担感も増してきます。
実際、いくつかの保険会社で設計をしてみましたが、月々数千円から内容によっては万円単位の保険料となりました。それも、一生涯支払続ける「終身払」や70歳や80歳まで支払続ける設計にした場合でもです。
収入がある時期の負担感と、貯蓄の取崩しや年金などで生活する場合の負担感は同じ保険料でも感じ方は雲泥の差です。
このような場合は、一歩引いて考えてください。
ご自身にはいざという際の緊急予備資金がいくら手元に準備できているのか、入院した場合などどの程度の自己負担が必要となってくるのかなど、万一の場合の必要資金(必要支出)をまず見積もって下さい。
自宅療養となったときは、医療保険の支払対象とならない可能性もあります。
もちろん、医療保険や入院保障に加入してはいけないわけではありません。
今後の様々な必要支出を整理した上で、優先順位を考えてから医療保険などの生命保険への加入を考えて頂きたいのです。
生命保険のことを考え出すと、全てを生命保険で賄わなくてはならないという思いに囚われてしまいがちです。そのような時は、預貯金で何とかならないか、運用はどうか、公的な保障には何があるか、身内の援助は得られないか・・など一旦冷静になって考えたいものです。
また、お一人で悩むのではなく、生命保険の担当者やファイナンシャルプランナーなどの専門家に相談することをお勧めします。公平で客観的な立場の人と一緒に考えれば、案外と冷静になれるものです。
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