2008年は、米国発の世界的な金融不安、そして世界的な景気後退懸念の高まりにより、経済環境やマーケット環境などが大きく変化しました。様々な変化の中で、為替について見てみましょう。
対ドルの円相場では、2008年10月中旬以降、100円を大きく割り込む円高が続いています。一般的に円高ドル安は、輸入型企業の業績を向上させ、輸出型企業の業績を悪化させると考えられ、反対に、円安ドル高は、輸出型企業の業績を向上させ、輸入型企業の業績を悪化させると考えられています。
日本は輸出国であるため、一般的に円高は日本経済にとってマイナス要因と考えられており、急激な円高が進むと日本の株価も下落する傾向があります。しかし、輸入企業にとっては輸入品の仕入れ値が安くなり、小売価格も値下げしやすくなります。また、消費者にとっては海外旅行費用の圧縮などのプラスの効果ももたらしています。
市場の変動が激しい時期、下落局面では、特に多くの情報を収集し、それらを冷静に分析することが大切です。円高・円安に一喜一憂せず、冷静に状況を見極める必要があるでしょう。
(名南通信2009年3月号より)
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