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事業“昇慶(しょうけい)”塾 株式会社名南経営 取締役 亀井英孝
『肚括り』の礎は『感謝の気持ち』
2008/04/28

自分に後継者としての能力ががあったとしても、使命感がなければ真の経営者にはなれません。その使命感は『感謝の気持ち』によって醸成されます。



 前回『客観視力』という素晴らしい優れた能力を持っていることを認識することが、“継ぐ者”の『肚括り』の第一歩というお話をしましたが、勿論それだけでは『肚括り』には至りません。そのためには何より『使命感』が必要です。

 『使命感』とは、「自分が引き受けて行わなければならない任務・義務・天職を成し遂げようとする気持ち」(大辞林参照)です。しかしいきなり「使命感を持て」と言われても、にわかに持てるものではありません。ではどうすれば『使命感』を持てるようになるのか?

 『使命感』の源泉は、実は『感謝の気持ち』です。自分が現在の状態でやっていけているのは、他者(物)から受けた力添えの結果であることに気づき、心から有り難く思う気持ち・心情であり、他者(物)に対して貢献していこうという意欲や献身的行動を生み出すもととなる感情なのです。

 「私を生み、育てて、無償の愛をいただいた親への感謝」「私を守ってくださっているご先祖様への感謝」「私に生きるすべを教え導いていただいた師への感謝」「私に安らぎをもたらしてくれている家族への感謝」「私を支え、力を貸してくれている上司や部下・同僚、そして取引先様への感謝」「私共の会社をご利用いただき、ご支援いただいてくださるお客様への感謝」「私共に商いをさせてくださっている地域及び地域の方々への感謝」「私共が安心して商いができる環境を提供してくれている日本、そして地球への感謝」

 これらの感謝の気持ちに気づくためには、「内観(※)」が必要です。

(※)「これまでの人生において、誰にどんなことをしていただいたのか」「そのことによってどんな学び、どんな幸せを得ることができたのか」「その方々に対してどんなご恩返しをしてきたのか」「そして、今だったらどんなことをしてあげたいと思うのか」

 この気付きこそが『使命感』の源泉です。そしてこの『使命感』が『肚括り』の礎です。素晴らしい優れた後継者となるために、何よりもまず『感謝心』を徹底して磨いていくことが大切なのです。


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