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「心の素直さ」は物事を好転させるのには大切な要素です。 |
2005年3月24日の日経新聞のコラム「さらりーまん生態学(いきざまがく)」において、作家の江波戸哲夫氏が「企業にはなるほど男とそりゃ違う男がいる。前者は他人の意見を聞いてなるほどと受け止めてから意見をいう男。後者は最初からそりゃ違うね、と反論を始める男。」と述べています。確かに、このように大別できる人が多いと思います。
かつて、田辺経営の田辺昇一氏も「一流のコンサルタントと二流のコンサルタントの違い」として、「二流コンサルタントはその会社に赴いて調査した上で、真っ先に欠点から指摘し改善を促す。しかし一流のコンサルタントはその企業をじっくり見て良い点を探し出し、そこを褒めるところから始め、その上で改善点を指摘する」という主旨のことを著書で述べておりました。
実際に私も、その差を仕事の姿勢として日ごろから心がけております。
人を動かすということは、まず相手に親近感を持たせ、信頼感を植えつけることから始まります。そのスタート時点において、反論から入ってしまうと、相手の心の中では拒否反応が芽生え、受け入れられるものも受け入れられなくなってしまいます。このことは、実社会の経験において誰しもが体験していることではないでしょうか。
「心の素直さ」は物事を好転させるのには大切な要素です。私自身も本当に素直になりきっているかというと自省の念が強いのですが、他人の意見やあらゆる考えを取り入れる素直さを持つことができれば、新たな視点で次の考えも浮かぶものです。「そりゃ違うね男」よりも「なるほど男」の方が、生き方、考え方の幅が広がります。
もう一度原点に立ち戻り、心の素直さを考え直すきっかけとなりました。
名南経営センターグループ 代表
税理士・不動産鑑定士・CFP 佐藤澄男 |