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「24時間タタカエマスカ」が流行語になったのは'89年。それから17年経過した今、若い世代の仕事に対する考え方は大きく変わりました。何が違うのでしょうか?
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私達税理士業界は、確定申告の時期に1年で最も繁忙期を迎えます。業界によって繁忙期はさまざまだと思いますが、忙しくなるとなかなか社員も自分の時間をとることができず、家族サービスも難しくなり、奥さんや子供に苦言を言われてしまうことも多いのではないでしょうか。
一方、最近は、特に若い世代を中心に、「定時を過ぎたら私の時間」という区切りをきっちりつける人も増えてきました。定時までは真面目に業務に取り組んでいるので一概に否定はできないですし、当然にケジメは大切だとは思うのですが、「仕事の時間」と「自分の時間」という具合に区切りを明確にする考えには、正直違和感を感じています。
確かに「自分の時間」は大切です。その一方で「仕事の時間」は仕事だけに集中することが求められます。給料をもらって雇われているからには、それが当然であるのは誰もが承知のことです。
しかし、「仕事の時間」もある意味「自分の時間」なのではないかと思うのです。仕事を通じて自分の能力を発揮して成長できたり、新しい自分が発見できたりする訳です。「仕事の時間」は何も会社のためだけに費やしている時間なのではなく、自己の形成にとってはオフタイムと同じように非常に大切な時間です。
一方で、仕事から離れたオフタイムが、仕事を見つめ直す良い機会となることもあります。例えば、お風呂に入ってのんびりしている時に不意によいアイデアが浮かんだり、プライベートで読んだ仕事とは関係のない分野の書籍が、最終的に仕事に良い影響を与えることになったりということは、私自身も日々経験しています。
もちろん時には「これは仕事だ」と割り切っていかなければならない場面もありますし、仕事を忘れて自分の楽しみに没頭する時間も大切です。しかし全ての時間を仕事用、自分用ときっちり区別してしまうのではなく、仕事が自分を高め、自分が仕事を高めれるよう相乗効果を感じながら、仕事の時間と自分の時間を過ごすことで、いうなれば、全ての時間を「自分の時間」と感じて豊かに過ごせるのではないでしょうか。
新しいものを生み出す力のある会社には、このように仕事と自分の相乗効果を発揮できる社員が多く集まっているのだと思います。社員が自己実現を感じながら仕事ができるような企業風土を作っていくことが、会社のパワーを強くする重要な視点ではないでしょうか。
名南経営センターグループ 代表
税理士・不動産鑑定士・CFP 佐藤澄男
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