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うつ病等の精神障害による労災認定が急増しています。今や、メンタルヘルス対策は必須の経営課題といえるかもしれません。今回はその課題解決の鍵を探ります。
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「心の健康状態」については、当レポートでも何度も取り上げていますが、2006年6月26日付の日経新聞の「スイッチ・オン・マンデー」に、メンタルヘルスに関しての調査結果が紹介されています。
回答者自身のメンタルヘルスの状態の問いに対し、37.2%が「悪い」もしくは「どちらかと言えば悪い」と回答しています。4割近くの人たちが、職場で心の問題を抱えているというのは、職場としては軽視できない問題で、経営者はこのことを改めて認識する必要があるのではないでしょうか。
同記事によると、ストレスの要因として、トップは「上司、先輩」と回答した人で52.7%。次いで2位は「仕事の内容」、3位が「自分の収入」、4位が「仕事の量」、5位が「自分への評価、考査」となっています。労働環境の中で、日ごろ接する上司や先輩の影響力がいかに大きいのかを、改めて感じさせる結果です。このメンタルヘルス問題を考える際にも、「よき上司、先輩とはどうあるべきか」という点を掘り下げることが、企業内の社員教育や環境整備の上で重要な課題であるといえます。
人事考課においてよく言われるのは、「考課される側よりも、考査する側の訓練が先」ということです。メンタルヘルス問題でも、これと同じことが言えます。社内のストレスを排除するには、部下、後輩の教育以前に、上司、先輩が現状どういう態度でどんな影響力を及ぼしているのかをきちんと把握し、どう改善すべきかを考えていかなければなりません。
管理者教育を見直すことが、会社の心の健康を導く大きなポイントです。
名南経営センターグループ 代表
税理士・不動産鑑定士・CFP 佐藤澄男