先日、中国中心で進んできた日本企業の海外投資が多様化してきたことを日経新聞が報じていました。
中東や中央アジア等への事業展開が進む一方、中国への投資が減少傾向にあるようです。ネットや交通機関の発達によって、新興国への投資がますます近づいてきて、中国と新興国との情報格差も解消されたことがその要因ですが、日本だけでなく、世界経済の大きな枠組みで物事が進んでいることを強く感じます。
以前より投資対象として話題に上っていたのは「BRICs」と呼ばれるブラジル、ロシア、インド、中国の4国です。これらの国々に対し世界中が積極的に投資対象としてきたことは新聞紙などからご周知の通りです。これに続き、最近ではVISTA(ベトナム、インドネシア、南アフリカ、トルコ、アルゼンチン)も話題に上るようになりました。
ベトナム等には既に日本企業も続々と進出しており、むしろ中国よりも社員の人間的魅力や国民性の良さが評価されることが多く、今後も日本からの投資は増える見込みです。
トルコについては、私も昨年4月に投資ファンドを購入し、すぐに大幅下げの目に遭いましたが、今後を考えると魅力の多い国であり、やはりこれからの発展が期待できるのではないでしょうか。
更に上記とは別に、「ネクスト・イレブン」と呼ばれる国々も注目に値します。これは、バングラディシュ、エジプト、インドネシア、イラン、韓国、メキシコ、ナイジェリア、パキスタン、フィリピン、トルコ、ベトナムの11国です。
いずれにしても、日本は労働人口の減少で国力の低下が懸念されています。しかし、地球規模では毎年8000万人の人口増加が続いており、これを考えると今まで海外投資の目玉であった中国だけではなく、他の国についても情報収集を密にして選択肢を広げる必要があるのではないでしょうか。
新興国を見極める確かな目を持つことも、今後の経営の重要な視点だと感じています。
名南経営センターグループ 代表
税理士・不動産鑑定士・CFP 佐藤澄男
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