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ヘッジファンドは「オフショア」と呼ばれる国や地域で設定されるケースが多いことから、オフショアファンドとも呼ばれます。
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これまでお伝えしてきたヘッジファンドは「オフショア」と呼ばれる国や地域
で設定されるケースが多いことから、オフショアファンドとも呼ばれます。
今回は、オフショア地域をテーマにお伝えしていきます。
≪オフショア(Offshore)地域とは...≫
タックスヘイブン(Tax Haven)とも呼ばれ、世界各地に作られている
租税回避地域のことです。その数はOECD(国際協力開発機構)の基準を
満たす国・地域で、世界中で41カ国になります。
たとえば、
・カリブ海域〔バミューダ諸島(英国)、ケイマン諸島(英国) など〕
・ヨーロッパ〔モナコ公国、マン島(英国)、ガンジー(英国) など〕
それ以外の国でも、税制上の優遇措置がとられている国や地域が幾つか
あります。
・ヨーロッパ〔スイス、ルクセンブルグ など〕
・中近東〔ドバイ(UAE) など〕
・アジア〔香港(中国)、シンガポール など〕
≪なぜタックスヘイブンは存在するのか?≫
タックスヘイブン諸国は観光等の資源しかないような貧しい島国や小国
がほとんどです。税制を優遇することにより、海外の企業を誘致し、雇用
を創出しようとするのです。
こうして、欧米では海外での積極的な資産運用や投資を考える企業や個
人投資家が、コスト軽減策や自由な投資活動を行う拠点としてタックスヘ
イブンを利用するのです。
≪オフショアファンドの主な特長≫
・所得に対して、税金が全くかからないか税率が著しく低いため、ファン
ド資産に課税されることなく(または少額の課税で)複利で運用される
・その国の法律により、顧客の機密が高い水準で保護されている
・金融取引に関する規制が少ない
≪オフショア地域の主な問題点≫
・アングラマネー(テロ、戦争、密輸などの資金)の温床となりやすく、
マネーロンダリング(資金洗浄)に悪用されやすい
・機密保持ゆえに他国の税務当局に情報が提供されないところも存在する
・ペーパーカンパニーを利用した租税回避行為が行われやすい
今回をもって、海外投資をテーマにしたコラムは最終回となります。
実際に海外投資へアクセスする場合、資料が英語であったり、何かと煩雑な手
続きが伴います。また、紹介されている商品がまがいものでないかどうかの見
極めも困難です。できれば、信頼できる担当者から証券会社を窓口にした購入
を第一に検討したいものです。
2005.03.17 FZCN-News(第47号)より |