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長生きは大変喜ばしいことですが、同時に老後の期間が長くなると「長生きのリスク」も必然的に大きくなるということを忘れてはいけません。 |
半世紀前までは人生50年と言われていましたが、今では人生80年。平均寿
命の大幅な伸長により、日本は世界一の長寿国となりました。
この「平均寿命」ですが、0歳の赤ちゃんが何歳まで生きるかを統計したもの
です。厚生労働省の平成15年簡易生命表によると、男性の平均寿命は78.36年、
女性の平均寿命は85.33年で前年と比較して男は0.04年、女は0.10年上回りま
した。この結果、男女の平均寿命の差は、6.97年で前年より0.06年拡大してい
ます。
長生きは大変喜ばしいことですが、同時に老後の期間が長くなると「長生きの
リスク」も必然的に大きくなるということを忘れてはいけません。実は、老後
(65歳〜85歳と仮定)の生活時間は在職中(20歳〜65歳と仮定)の労働時間に
匹敵する長さになる!ということを皆さんご存知でしたでしょうか。
《 生涯労働時間≒老後の余暇時間 》
生涯労働時間:10時間×5日×52週×45年=11万7000時間
老後自由時間:16時間×365日×20年=11万6800時間
そこで気になるのが、老後の生活資金も気になるところだと思いますが、
以下のような調査結果があります。
《 ゆとりある老後生活費と最低日常生活費 》
ゆとりある老後生活費 老後の最低日常生活費
平成16年 37.9万円/月 24.2万円/月
平成13年 37.3万円/月 23.5万円/月
平成10年 38.2万円/月 24.0万円/月
(平成16年度 生活保障に関する調査 生命保険文化センター)
上記の結果より、平均寿命を考慮すると、
ゆとりある生活:37.9万円×12ヶ月×(85−65)歳=9,096万円
最低日常生活 :24.2万円×12ヶ月×(85−65)歳=5,808万円
という結果になり、夫婦が生活していくためには、少なくとも5,800万は必要に
なってくるのです。
また、老後の生活資金をまかなうための現在の資金準備についての安心感・不
安感を調査した結果もあります。
《 経済的備えに対する意識調査 》
安心 不安
平成15年 20.3% 79.2%
平成12年 21.8% 77.7%
平成 9年 23.1% 75.7%
(平成15年度 生命保険に関する全国実態調査 生命保険文化センター)
皆さんは老後資金(「将来の生活費」)をどのように準備されていますか?国
民年金や厚生年金に加えゆとりある老後をおくるためには自助努力も欠かせま
せん。実際には住宅ローンが残っていたり、旅行や趣味など多少の贅沢もした
いでしょうから、余裕を持って準備したいものです。
年金や預貯金、保険などの保有状況を確認し老後の生活資金の備えとして十分
な状況であるかチェックしてみましょう。また、老後も収益が得られる仕組み
作りを同時に検討しておくのがこれからの豊かな老後設計の基本になるのでは
ないでしょうか。
(文:小林美沙子)
2005.03.03 FZCN-News(第45号)より |