未来へ受け継ぎたいもの
成長の推進力となり、
仕事の道標でもある
名南イズムを体現する精神。

安藤
日本には江戸時代から続く「恩送り」という言葉があります。名南にも、先輩たちから教わったものを本人に返すのではなく、後輩たちに返していくという文化があります。その企業風土は、ぜひ継承してほしいと思います。
永井
名南の経営理念の筆頭として掲げられている「所訓」は、名南人にとってすべての思考や行動の規範となる言葉です。私もこれまで幾度となく失敗したり、壁にぶつかったりしましたが、その原因を突き詰めていくと、いつもこの言葉にたどり着きました。これはほとんどの社員が経験していることだと思います。大切なのは、一見平易な言葉をどう解釈し、日常の仕事や成長に活かしていくか。ここにいる3人の行動指針の核にも、この考え方があるはずです。

安藤
重要なのは羅針盤となる価値観ですよね。ハウツーを求める人もいますが、ハウツーは所詮テクニックでしかない。手法は時代とともに変わってしまうものですし。
浅井
私は、名南の理念は本当に素晴らしいものだと感じており、仕事だけでなく人生の指針にしています。勝手に浅井家の家訓としてトイレにも貼ってあります。子どもたちも伝えたいので、理解しやすいように少しアレンジしています。
永井
それは初耳だ!パッと見、当たり前のことが書かれているから、ともすれば右から左へ流れてしまうよね。
浅井
そうなんです。「常に相手に感謝すること」など最たる例で、本当なら今日生きていることにも感謝すべきなのに、人は日頃そんなこと意識せずに生きていますよね。だからトイレに行くたびに、ひとりで頷いています。ちょっとくらい妻が冷たくても感謝しなきゃなとか(笑)。中でも、やはり核となるのは「自利利他」という言葉ですね。自分の利益も大事ですが、お客さまだけでなく、仲間をはじめすべての他者のために行動する大切さを教えてくれます。当社では理念を共有するための浸透委員会があり、単に理念として掲げるだけでなく、日々の行動の中で実践できるように取り組んでいます。

永井
社員間で仕事に対する姿勢や思いが共有できているかは、とても重要ですよね。私は特にマネージャーへの指導教育に注力しています。直属の上司にしっかりとした行動規範があれば、現場でリアルタイムに指導ができますから。失敗を半分忘れた頃に指導されても響かないですよね。問題の根源をその場で考え、次に活かすこと。鉄は熱いうちに打て、です。
安藤
うちには問題が起こったときに提出するクレーム報告書があるのですが、それを見ていると、失敗したときにこそ所訓がスッと心に入ってくるのがよくわかります。自分の行動を振り返って、次にどう活かすかについて書いてもらうのですが、ありがたいことにみんな真摯に取り組んでくれています。
永井
若い世代の成長意欲は強いですよね。ただ間違えてほしくないのは、自身の成長を目的にすべきではないということ。自分の成長に都合のいい仕事ばかりをしてしまうと、結局は大きく成長できないものです。逆にお客さまの発展を第一とする中で自分も成長し、お客さまの喜びがさらなる成長意欲につながって、というスパイラルが最高です。社員満足という言葉がありますが、待遇や福利厚生よりもむしろ、自分が本当に頑張ったことに対してお客さまから心からの「ありがとう」がもらえたとき、これが一番うれしいんですよね。この人のためにもっと頑張ろう、もっと成長しなきゃと思えると、仕事がどんどん楽しくなるし、自分の成長も実感できます。
浅井
それすごくわかります。社員との面談で、この半年間の仕事でうれしかったことを聞くと、お客さまから褒められたとか喜んでもらえたという声が多いです。逆に給料が増えてよかったとかって意見はないですね。給料は上げていますけどね。
安藤
名南全体で、そうしたマインド持つ人が多いということの表れですね。個人の伸びが組織全体の成長につながっているのだと思います。




